ボルダリングは、シンプルながらも奥深いクライミングスポーツです。初心者の方に向けて基本的なルールを説明します。
基本ルール
- スタートポジション:
- 各課題にはスタートホールドが決まっています。通常、スタートホールドにはテープや印がついています。
- 2点スタートと4点スタートがあり、ジムによってルールが異なるので確認しましょう。2点スタートは両手、4点スタートは両手と両足をスタートホールドに置いて保持できたら開始します。
- ホールド:
- 壁にはさまざまなホールド(手や足を置く場所)が取り付けられています。課題ごとに使って良いホールドが、ホールドの色やホールドについているテープの色・形、等で決まっておりそれ以外のホールドは使用禁止です。壁自体を使うことができますが、壁についているボルト穴の使用は禁止です。
- 壁にはさまざまなホールド(手や足を置く場所)が取り付けられています。課題ごとに使って良いホールドが、ホールドの色やホールドについているテープの色・形、等で決まっておりそれ以外のホールドは使用禁止です。壁自体を使うことができますが、壁についているボルト穴の使用は禁止です。
- トップ:
- ゴールのホールドを「トップホールド」と言います。トップホールドを両手でしっかりと持って、3秒間ほど保持できればその課題クリアとなります。
- 制限時間:
- 制限時間はありません。ただし、あまりにも長い時間壁を占領すると他の人の迷惑になるのでモラルを守りましょう。
- 一般的なコンペティションやジムのセッションでは、各課題に制限時間が設定されていることがあります。時間内に課題を完登する必要があります。
マナーと安全
- マットの使用:
- 落下時の怪我を防ぐために、必ずマットの上で登ります。登る前にマットの位置を確認し、必要に応じて調整します。
- 他の人に注意:
- 壁が横続きになっている場合、隣の人との間隔がはっきり決まっているわけではありません。目測で安全だと判断した場合、隣で登ることができます。
- 他のクライマーが登っているときは、スタートとゴール、着地ポジションを見てどこまでの範囲を使うのか確認し、そのルートの下に入らないようにします。左右の間隔も広めにとります。安全確保のため、周囲に注意を払いながら登ります。
- 登っている途中でルートが被りそうと感じた場合は先にスタートしたクライマーが優先となります。しかし、危険と感じた場合は一度降りるようにしましょう。
- チョークの使用:
- 手の滑りを防ぐためにチョーク(滑り止め粉)を使うことが一般的です。粉チョーク、液体チョーク、チャンキーチョーク(粉チョークの塊)等があり、用途もジム用・外岩用・オールマイティーがあります。自分の手や用途に合ったものを使うとより上達することができます。
初回の服装と装備
- クライミングシューズ:
- 専用のクライミングシューズを履きます。これにより、ホールドをしっかりと捉えることができます。
- 動きやすい服装:
- ジムや外でのボルダリングに適した動きやすい服装を選びましょう。膝の曲げ伸ばしが多いので伸縮性のあるタイプがおすすめです。汚れや傷がつく可能性があるのでそれでもかまわないものを選びましょう。動きやすいクライミング専用のウェアも発売されています。
- 始めたてはレンタルシューズを使います。マイシューズは靴下を履かなくても良いですが、レンタルなので靴下を用意しましょう。
練習のポイント
- バランスと体の使い方:
- ボルダリングは力だけでなく、バランスや体の使い方が重要です。効率的な動きを意識しながら練習しましょう。
- 課題の選び方:
- 初心者向けの簡単な課題から始めて、少しずつ難易度を上げていくと良いでしょう。
- 楽しむこと:
- 最も大切なのは、楽しみながら登ることです。友達と一緒にチャレンジしたり、目標を設定して達成感を味わいましょう。
これで基本的なルールとマナーを理解できたと思います。楽しく安全にボルダリングを楽しんでください!